NEC 2012年度版 HEMS機器のメーカー
HEMS機器のメーカーであるNECについて、特徴や必要となる機器を紹介しましょう。
NECのHEMS機器は、分電盤に取り付ける電流センサーとそのデータを集める電力測定装置とパソコンなどにつなげる情報収集装置の3つで構成されます。
クラウド型と呼ばれるHEMSで、情報を収集するセンターに情報を送り、センターから情報を得るシステムとなります。
クラウド型でセンターを設置する必要があるために、NECのHEMS機器を取り扱っているのは、たくさんの機器を扱うことの出来る大手のハウスメーカーや建材商社だけです。
2012年6月時点では、伊藤忠建材・住友林業・丸紅建材・エス バイ エル・積水化学に限られます。
NECのHEMS機器で測定できるのは、基本的に電気エネルギーだけです。
しかしたくさんの情報が集まるクラウド型なので、取り扱うハウスメーカーや建材商社によっては、独自の情報を教えてくれたり、蓄電池などとの連係システムを構成することも可能です。
たくさんの住まいの情報が集まるだけに、上手く活用すれば効果的な節電につながる可能性もあるのです。
NECのHEMS機器は、たくさんの情報が集まるので、省エネルギーの比較や効率化につながる可能性がある点が特徴です。
取り扱っているハウスメーカーなどが限られてしまうという弱点もあります。
ですが、上手く使っているハウスメーカーであれば、効果的な節電の情報や連係システムなどの活用で、一般的なHEMS機器よりも省エネルギー効果が高くなる可能性を秘めているのです。
そこで取り扱っているメーカーを見極めることが、NECのHEMS機器を選ぶポイントとなります。
現在は発売されて間もないので、メーカーの違いがはっきり分からないという点もあります。
しかしいずれも大きなメーカーや商社なので、近い将来には、省エネルギー性能が高まることが期待できます。