シャープ 2012年度版 HEMS機器のメーカー
HEMS機器のメーカーであるシャープについて、特徴や必要となる機器を紹介しましょう。
シャープのHEMS機器は、専用のタブレット端末とコンセントに差し込んで使用電力を測定するタップの組み合わせで使用します。
設置が手軽なので、設置工事や工事費用が不要であるという特徴があります。
基本システム(タブレット端末と中継器とタップ5個)は20万円位するので、補助金を使いたいところです。
しかし補助金を受けるには、シャープ製の太陽光発電とセットで使用することが条件となります。
シャープのHEMS製品は、まず使用する電力量を測りたいコンセントに、タップと呼ばれる測定器を設置します。
タップが測定したデータを無線で中継器に送り、データを蓄積します。
中継器が蓄積したデータは、専用のタブレット端末で見ることが出来ます。
タップは最大30個まで増やせるので、住まいで使用する電気製品のかなりの部分を測定することが可能です。
なにより電気製品とコンセントの間にタップをつなぎ中継器を設置するだけで、住まいで使用する電気の量を測定できるところが特徴です。
また電気機器の電気の使用量を個別に測定できるので、ピンポイントで無駄使いをしている電気製品が分かります。
また専用タブレットはAndroid搭載でSDカードスロットやUSB端子付なので、動画や無線LANなども楽しめます。
ただエネルギーを測定できるのは、コンセントで使う電気機器だけで、備え付けの照明やIHヒーターなどで使用する電気は計測できません
補助金を受けるためには、シャープ製の太陽光発電システムとセットで使う必要がある点も、弱点といえるでしょう。
シャープのHEMS機器は、設置の手軽さが大きなポイントです。
設置はあなた自身で出来て、特別な工事は不要なので、製品を購入する費用だけで使用できます。
また電気製品ごとに使用する電気量を測定することもできるので、電気を無駄に使っている製品がピンポイントで分かります。
電気の使用量が見られる専用タブレットは動画再生などにも使えるので、無駄に遊ばせていることもなく、使い勝手が広がります。
ただ機器のコストは少し高めで、補助金を受けるには太陽光発電とセットで使わなければなりません。
さらに、住まいに固定されている電気機器が使用する電気の使用量が測定できないという弱点もあります。
そこで無理に補助金を受けるよりも、タブレットを節電以外でも使いこなすことが、シャープのHEMS機器を効果的に活用するポイントなのです。