パナソニック 2012年度版 HEMS機器のメーカー
HEMS機器のメーカーであるパナソニックについて、特徴や必要となる機器を紹介しましょう。
パナソニックのHEMS機器は、エネルギーモニター用ユニットとエネルギーモニターのセットが基本です。
この基本セットは定価が10万円ちょっとなので、工事費を除いた設置費用のほとんどを補助金でまかなうことができます。
パナソニックのHEMS製品はシステムに対応する住宅分電盤や水道の流量計などと組み合わせることで、電気だけでなく水道やガス(接続不可のガス事業者もあります)の毎日の使用量も知ることができます。
専用の分電盤が10万円ほどなので、工事費を除いた機器のトータルコストは他社と同様くらいになります。
分電盤に接続できる太陽光発電やエネファームなど発電する機器の電気も、まとめてモニターできます。
また分電盤の回路ごと(子ブレーカー毎)にしか使用電力を計ることが出来ませんが、消費電力が大きい主要な機器は別回路とすることが多いので、かなり細かい部分まで電気の使用量を把握できるはずです。
住まいで使用するエネルギーは、エネルギーモニターだけでなく、インターネットのルータに繋ぐことでパソコンやパナソニック製の新型テレビでも見ることが出来ます。
毎月500円程度のサービス契約を行うと、使いすぎの場合の選択機器をオフにしたり、豆知識を確認したり、バックアップデータをダウンロードすることなどができます。
パナソニックのHEMS機器は、専用の分電盤を使用することで、住まいで使用する電力の全てを見ることが出来る点が特徴です。
さらに毎日の水道やガスの使用量も計ることが出来、見ることが出来るエネルギーの幅広さも魅力なのです。
ただ電気機器を個別に計測する機能は無いので、良く使う電気の使用量が気になる電気製品は、別回路とする必要があります。
電気の消費量が気になる電気製品が多い場合には、回路が不足して、個別には出来ないことも考えられます。
専用の分電盤を使用するので、既存の住まいのリフォームで設置すると工事費用がかなりかかってしまいます。
そこで新築の住宅で使用するのが、一番コストパフォーマンスが高い使い方といえるでしょう。
住まいで使用するエネルギーを大まかながら幅広く知ることが出来る点が、パナソニックのHEMS機器の特徴なのです。