燃料電池(エネファーム) スマートハウスに必要な機器
スマートハウスには、燃料電池(エネファーム)を設置することもあります。
燃料電池単体でも、住まいで使用する電気やお湯を作る時間を最適化していますが、スマートハウスに組み込むことでより最適化が可能となります。
燃料電池(エネファーム)は、ガスから水素を取り出し酸素と反応させて電気を発生、その際に生じた熱をお湯を作る熱として活用します。
電気やお湯を作る燃料電池ユニットと、お湯を蓄える貯湯ユニットの2つで構成されます。
燃料電池は、設置する際に200万円以上のコストが必要です。
光熱費や電気代の削減効果は少なく、設置コストを光熱費の削減効果で回収することはまず不可能です。
そこで補助金を使って、設置コストを下げることが大切です。
家庭に設置する燃料電池には、国や地方自治体による補助金制度もあります。
現在(2012年6月)は国による補助金は一時停止中ですが、再開する見込みはあります。
補助金の額が大きいので、再開を待って設置したほうが良いでしょう。
地方自治体による補助金がある地域もありますが、国による補助金に比べるとかなり少なめです。
燃料電池(エネファーム)のメリットは、住まいで電気を作って使用するので、電気を送るロスが少なく省エネルギーに貢献できる点です。
発電効率は電力会社の火力発電所の発電効率とあまり変わらないので、電気を送るロスがない分だけ省エネルギーとなります。
燃料電池をスマートハウスに連係させると、お湯や電気を作るタイミングをより最適化できます。
スマートハウスでは住まいで使う電気を詳しく見ることが出来るので、より最適な時間帯に電気やお湯を作ることにつながります。
お湯を作る時間帯が比較的自由な、燃料電池ならではのメリットなのです。
スマートハウスに燃料電池(エネファーム)を設置するメリットは、より最適な時間にお湯や電気を作れる点です。
燃料電池で作ったお湯や電気を無駄なく使うために、住まいで使用する電気の量を詳しく知ることが効果的なのです。
ただ燃料電池は、設置するコストがかなり高くなります。
そこで温水式の床暖房を使用するなど、お湯をたくさん使う住まいに向きます。
燃料電池で作った電気を無駄なく効果的に利用しやすくなる点が、スマートハウスに燃料電池を追加するメリットなのです。