太陽光発電システム スマートハウスに必要な機器
スマートハウスには、太陽光発電システムを設置することも多くなります。
節電や省エネルギーの為には太陽光発電を設置することが効果的で、HEMS機器で上手く使えば、さらなる節電や売電量を増やす効果も期待できるのです。
太陽光発電システムは、発電を行う発電パネル(太陽電池モジュール)と、作った電気を家庭で使える電気に変換するパワーコンディショナーの組み合わせで使用します。
発電パネルとパワーコンディショナーをつなぐ接続箱や昇圧ユニットが必要な製品もあります。
また売電する電気量を測る売電メーターや、作った電気を見る表示ユニットも必要です。
太陽光発電システムを選ぶ場合は、発電パネル選びがポイントです。
発電パネルには、シリコン系ではHITや結晶シリコン、金属系ではCISやCIGSなどの素材を使った製品があります。
屋根が小さい住まいでは、発電効率が高いHIT発電パネルや単結晶シリコン発電パネルがお勧めです。
パナソニックや東芝製の発電パネルは発電効率が高いので、小さな屋根の少ない発電パネルでもより多くの電気を作れます。
寄せ棟など三角形部分が多い屋根では、三角形の発電パネルがあるメーカーがお勧めです。
シャープや三菱製の発電パネルは三角形の部分にも設置しやすいので、発電パネルの広さを確保しやすくなります。
大きな屋根では、CISやCIGSの金属系発電パネルのメーカーがお勧めです。
ソーラーフロンティアやホンダ・ソルテック製の発電パネルは、発電効率は良くないので、広い設置面積が必要となります。
ですが日陰に強く、朝夕の光や夏の暑い日でも発電量が高めなので、年間を通したトータルの発電量が多くなるのです。
住宅用の太陽光発電システムは、最大5.5kWまでのメーカーがほとんどです。
最大発電量を持つ発電パネルを設置できる屋根の広さがあるなら、年間発電量では金属系発電パネルが有利なのです。
太陽光発電とHEMS機器を組み合わせると、発電をしている日中に住まいで使用する電気の量を減らせることで、売電できる電気の量をふやすことができます。
現在(2012年)は売電価格は電気を買う価格の倍くらいなので、売電量を増やすことで、減らせる電気の倍くらいの電気代を減らせることになるのです。
太陽光発電システムを設置する場合には、国や地方自治体から補助金を受けることができます。
国の補助金は少なめで地方自治体の補助は無い地域も多いのですが、地方自治体によってはかなり高額な補助(2012年時点)を受けることが出来る地域もあります。
太陽光発電を設置する前に、あなたの住まいでは補助金をどのくらい受けられるのか確認しましょう。
スマートハウスには、太陽光発電の設置がお勧めです。
住まいで使用する電気量を減らせば、売電できる電気の量も増えるので、電気代を減らす効果が高まります。
太陽光発電を設置する費用も売電で回収しやすくなるので、節電できるスマートハウスこそ太陽光発電システムを設置する住まいとしてぴったりなのです。