太陽光発電 スマートハウスで使える補助金いろいろ
スマートハウスに太陽光発電を設置する場合には、補助金を受け取ることができます。
全国で補助金を受け取れる国による補助金と、地域独自の地方自治体による補助金があります。
太陽光発電に対する国による補助金は、住宅用太陽光発電導入支援補助金 と呼ばれ、一般財団法人太陽光発電協会／太陽光発電普及拡大センターが募集を行います。
平成２４年度は、募集期間が２０１２年４月１９日〜２０１３年３月２９日と、ほぼ１年中行われます。
太陽電池モジュールの出力１ｋＷ当たり、３万円又は３．５万円を受け取ることができます。
補助の対象は最大９．９９ｋＷで、１ｋＷあたりの工事費が４７．５万円以下の場合は１ｋＷ当たり３．５万円の補助金、１ｋＷあたりの工事費が４７．５万円を超えて ５５．０万円以下の場合は１ｋＷ当たり３万円の補助金となります。
例えば４ｋＷの太陽光発電パネルを１８０万円で設置した場合、１ｋＷ当たりの工事費は４５万円なので、３．５万円×４で１４万円の補助金を受け取ることができます。
補助金を受け取るには、太陽光発電システムの着工前に補助金申込書を提出し、補助金申込受理決定通知書を受け取る必要があります。
さらに工事完了後に補助金交付申請書を提出し、補助金交付決定通知書を受けることで補助金を受け取ることができます。
また補助金を受け取るには、補助の対象となる太陽光発電システムを使う必要があります。
太陽光発電を設置する地域によっては、都道府県や市町村などの地方自治体から補助金を受けることができる場合があります。
国の補助金とは別に受け取ることができます。
例えば２０１２年の東京都では１ｋＷ当たり１０万円と、国による補助金よりかなり高額となります。
葛飾区では１ｋＷ当たり８万円が受け取れますが、世田谷区では補助金がありません。
４ｋＷの太陽光発電パネルを１８０万円で設置した場合、補助金の合計が葛飾区では８６万円、世田谷区では５４万円となります。
スマートハウスに太陽光発電を設置する場合、地域によってはかなり高額な補助金を受け取ることができます。
ただ地域によっては、地方自治体による補助金がない場合もあります。
補助金が多い地域では、太陽光発電の設置の際の負担が減るので、売電価格の高さを考えると設置がお勧めです。
ただ地方自治体による補助金が無い地域では、設置コストを電気代の削減や売電で回収できないことも考えられます。
補助金が多い地域で日陰にならない屋根には設置がお勧めなのですが、日陰が多い屋根や補助金が無い地域で設置する場合は、より現実に近いコストシュミレーションが必要となります。
地域差が大きいところが、太陽光発電システムに対する補助金の特徴です。
また補助金を受け取るには事前の申込が必要な場合も多く、予算がなくなると補助金も打ち切られます。
そこで太陽光発電システムを設置する前に、補助金の内容や状況をしっかり確認することが大切なのです。
